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たかが世界の終わりのイのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.2
状況変化の緩急が死ぬ程激しい感じが生々しい。
兄弟2人でドライブする場面、後ろから眺めるようなカットが苦しかった。
自分がもしこの家族の一員だったら、ずっとこの光景を見つめ続けなければないらないのか、と絶望にも近い気持ちになった。
感情や態度は、良くも悪くも人から人へ伝染するような気がしているけれど、この物語は、その伝染の在り方がよくわかるものだなと感じた。
その伝染を拒む方法、自分を守る方法として無関心的態度をとった主人公は、ある種悲しい存在なのかな。
イ