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たかが世界の終わりのandomikiのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
5.0
ドランの映画はとても人間らしいと思う。
今回は家族愛だったのだけど、血の繋がっている人でさえも理解できない事がある。

家族なんだけど分かり合えない。
”だけど愛してる”という母。

実際はとても複雑。
実際はとても孤独。
だけど、分かってもらえる、愛してもらえると信じている、希望もある。

痛々しいくらいに感情をぶつける時も、それも愛だし、人間で。
完璧ではない、不完全だからこそ魅力的である。

ドラン映画のファンなのですが、毎回題材は重い。理解するのに何日もかかる。だけれど、救われるのです。人間らしさがあるからでしょうか。

美しい映像美と、音楽。
ファッションといい、毎回魅せてくれるのを楽しみにしています。誰と共有するわけでない、自分自身と向き合わせてくれる映画だなぁ、と思っています
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