キューバの16世紀先住民族が絶滅させられ、侵略者がとってかわり、黒人が奴隷としてつれてこられ、20世紀独立するもアメリカの干渉を受け、カストロ、チェ・ゲバラといった革命家達によって自治を手にしてゆく、といった歴史も少し出てくる。
同時に1950年代の華やかな音楽シーンが描かれ、演奏のシーンと時代のシーン、ミュージシャンのインタビューが交互に描かれる。
老いたミュージシャンたちのコンサートシーンは老も若きも観客が手を叩き踊りだす。
2015年頃、ホワイト・ハウスに招かれて当時のオバマ大統領の前で演奏したのはそれまでの両国の関係を考えると感慨深い。
老いたミュージシャンたちの最後のコンサート。イブライム・フェレールの歌声は多分最盛期よりパワーは落ちていて上手いとかじゃないんだけどなんでこんなに心に響くのだろうと思ったら、多臓器不全で亡くなる4日前で、もう立ってることもできず２曲ごとに酸素吸入しながら歌ってたそうだ。亡くなって葬儀の情景が寂しかった。
