服部だった何か

ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパの服部だった何かのレビュー・感想・評価

3.6
ポケモン・ザ・ムービーXY第2弾。ポケモン映画トータル18作目。

ポケモン言われても赤緑青の世代なもんで金銀にすら手を出した事がないわけやけど、とてつもない量に増えとるんやなと毎度驚いてる気がする。
映画はと言えばゼクロム/レシラム・キュレム/ケルディオ・ディアンシーを劇場で観たな。ゲノセクトを飛ばしてるのはご愛嬌や。
如何にポケモンの登場種が増えようと、お供の面子が変わろうと、サトシだけは常にサトシでありピカチュウと共にポケモンマスターを目指して旅してるっちゅーブレの無さには感服せざるをえん。
まさにポケモンを遊んでる周囲のキッズ達を尻目に俺は相変わらず全く知らんポケモンを眺めて常にフレッシュな気持ちで挑んでるわけや。

と、スコア的にもお察しやけど、正直例年のポケモン映画に比べてというか最早初めて感じたぐらいかもしれん、今作は「面白かった」。いやはや当たりやないかと。

結局メインターゲットのキッズ達がどう感じるんかは勿論わからんけどやな。
バトルアクションてんこ盛り、伝説のポケモン大集合のお祭り騒ぎ感に加え神降臨(文字通り)、そして今作の主役フーパの成長物語、と要所要所をきちっと抑えた構成に拍手。
メインとなる小さいフーパに釘宮理恵、大きいフーパに山寺宏一という安心感に加え、相変わらず安定感のある中川翔子、意外と違和感無かった藤原竜也。
ゲストの篠原信一はポケモン役で鳴き声に留める判断、とまぁ磐石の体制が整ってた。
同時上映の短編もリズム感の気持ち良いスマートな話に仕上がってて「おやおやどないしたんや、ええぞ、ええやんかポケモン」っちゅー感想になったわけや。

今春のドラえもんはこっぴどく書いてしまったけど世のお父さんお母さん、キッズが観たいと言うてるなら「今夏、ポケモン、大丈夫」と言うとこうやないか。
当然責任は取らんけどな、なんや文句あんのか工藤。