東日本大震災の被害を受けた放送部の中学生。
仮設住宅からも原発の放射線からも、逃れることのできない生活。
中学生活最後なのに、機材も流されて、作品を撮ることも出来ない。
落ち込んでた彼らに、石岩鎮に招待し、その地を撮って欲しいと機材を寄贈してくれる人達がいた。
時は遡って
1945年の初夏、ソ連と満州の国境で、15歳の少年たちは、軍隊の食事の確保のため、農場で働いていた。
彼らは、ソ連と満州とで結ばれた中立条約で守られてるはずだった。
しかし、中立条約は破棄され、彼らは国境に取り残されてしまう。
空からの襲撃、来ない避難列車、50日の捕虜。。。
私たちが感じる夏休み
放送部の中学生たちは、1945年前、国境に取り残され苦難を強いられた中学生が、一時の夏休みを得た場所で、カメラに何を映すのだろうか。
正直、中学生が撮った映像、最後に流して欲しかったなぁ。
「終わらない非日常は、日常と変わらない」
確かにそうだなと。
昔は良かったと、大人は経験が長い分、良い頃を思って嘆き、先に対して不安になる。
だけど、順応性の高い中学生にとっては、今が辛いことでも、嘆くよりも、日常だと言えちゃうんだなぁと思った。
蝶が海を渡るなんて
南下する蝶と北上する蝶は世代が違うなんて知らなかった。
蝶には国境なんて関係ないんだ。
金森が蝶について語るシーンが、すごく印象に残った。
でも、最後まで見て、ここにこの映画のすべてが込められてることがわかった。
作りが綺麗な作品だと思った。
作品に対して振り返ると、言葉が自ずと主張を始める。
戦争で日本が負けたと中学生に、伝えるときに放った佐藤教官の言葉
「日本が間違っているのなら、それを正すのは国民の使命だ。
そして、それは未来を担う君たちに託されたんだ。」
最後にひろきさんが言ってた。
「次の世代を担う君たちに、出来ることがあるなら」
そして、想いが心に残す。
何か役に立てないかと、金森に相談したんだ
国境を越えて、尊重し合う想いが、繋がるといい。
仮設住宅から、海を渡る蝶。
うん、作りが綺麗だ。
映像も綺麗だった。
景色の色合い良かったー
残念なのは、音声かな。。。
最初の方とか全く聞き取れなかった。
多分マイクの位置が遠かったんだろうけど、近いと距離感が微妙な感じやったし。
ま、でも音声気になったの最初の方だけだけど。
ほんと、どうでもいいけど
15歳の川村さんと67年後の川村さんがめっちゃ似てる。
中学生演じた子、見たことない人多かった。
だけど、現代の中学生のひょろっとした子どっかで見たことあるんよなぁー
本が本当にあるんですね。
これは、読んでみたいかも。