このレビューはネタバレを含みます
2018年、93本目。
物語が進むにつれて、着実に強さを見出すウェンディ。
やさしい人ばかりが登場するわけではなく、心配と応援したい気持ちが入り混じりながらの鑑賞。
素直に愛情を注げなかったり、思ってはいるものの感情を真っ直ぐにぶつけられなかったり、誰もがその難しさを抱えるもの。
お互いを思うからこそ、心配がいきすぎたり、遠慮をしてすれ違ってしまったり。
自然と応援してくれる人が増えていくのは、ウェンディの愛情に代わる熱意があったからこそ。
MIX CDの渡し合いなんかは、恥ずかしいながらも好きなモノを共有する特別な喜びを得る瞬間でもある。
『ブリグズビーベア』に通ずるものがある、心温まるストーリー。
ダコタファニングの素晴らしい演技が光る。
トニーレヴォロリはあまり出てこないけれど、しっかりと後にまで残る優しい雰囲気を醸し出していた。
ストレンジャーシングスのゲーセンのデカい兄ちゃんも一瞬だけ登場してきて、この顔どこかで見たことあるぞ…?!と笑ってしまった。なかなかの存在感。
クリンゴン語がわかる警官のおじさんのいってこい!の目がとても印象的。
スタートレックを見ていたら、もっと楽しめたはず。
これを機に観ようと思う人は少なくないはず!
PLEASE STAND BY!
キノフィルムズ試写室は六本木なので、帰り道にシナボンへダッシュ!
閉店まであと10分。
シナボンクラシックを胃に流し込む。
5年前は朝ごはんとかでクラシック食べていた私。
でも好きなモノはいつまでも好き。
シナボンを平らげて、懐かしさに押しつぶされそうになりながらの帰路。