このレビューはネタバレを含みます
本作の主人公・ウェンディは自閉症の少女。
彼女は「スター・トレック」を愛しており、自分なりの「スター・トレック」の世界を小説に書きしたためることを好んでいます。
人と関わることを苦手とする彼女が人と関わる、自分を表現する手段として作品の力を借りている姿は、
「大好きなもの」がある人は共感するかも。
退屈な毎日を丁寧に決まりに沿って過ごしていたウェンディが、
愛犬・ピートと共に不安になりながらも自分の願いのために新たな場所へ（スタトレ的には探査かな？）進んでいく姿は無事目的地に辿り着いてほしいと願いながら見守っておりました。
旅の途中、いい人と悪い人に出会うのも良かったです。
「スター・トレック」という作品が共通言語となり、同じファンだからこそ寄り添える場面にはほっこりしました。
本作鑑賞後はウェンディのバイト先「シナボン」へ駆け込みました。
彼女はあまり好きじゃないらしいけど。（笑）
