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500ページの夢の束のhitomiのレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
4.4
優しくて一生懸命で素敵な作品。

スタートレックは全くと言っていいほど知らないのですが、十分楽しめました。知っていたらもっと楽しいとは思うけれど、そこまで疎外感はなかったかな。

誰しもが不安や悩みを抱えながら生きているけれど、それに気づくことって少ない気がする。
彼女の姿を通じて、人間の優しさだけでなく社会の厳しさも、よく伝わりました。

性格や症状、対処法を知ることが、彼女を知ることに繋がるのだと思う。愛って1人じゃ育めないんだよね。お互いが相手を思い、受け入れることが愛なんだなあ。

ウェンディの、愛はあるのに上手く伝えられないもどかしさが愛おしくて、大切にしたくなる作品でした。
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