KK

500ページの夢の束のKKのレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
3.7
自分が住んでいる街の大きな道路の信号も渡れなかったウェンディが、自らの夢、信念のために初めての行動を起こす。
周りの大人や家族は今までウィンディのことを守ってきた。
だけど、思っていた以上にウェンディは強く、大人だった。
1人での旅が、彼女にとって、そして家族にとっての大きな成長になったのは言うまでもない。

クリンゴン語を話す警察官
正直めちゃくちゃグッときた。

自閉症の人だけに限らず、幼い子供なんて特にそうだと思うけど、自分が不安でいる時に、訳も分からず頭ごなしに命令されたら凄く怖い。

別にクリンゴン語は話せなくてもいいけど、ホントに相手のことを思って接することが出来る大人はなかなかいない。

警察官や教師、既に強い権威を持っている大人が、権威を持っているように振る舞うのってどうかと思ったりする。


「危ないから」って言って何でもかんでも否定し、止めさせるのは簡単だけど、「やってみる」ことで分かることもたくさんある。
KK

KK