たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびきのぼっちザうぉっちゃーのレビュー・感想・評価

のりえの妹としての姿が新鮮で、珍しく真剣なその様子に、進路や勉強といったのっぴきならない命題の大きさを感じた。

「為せば成る。なるようになる」。そんな明るさと甘さを孕んだのりえのスイーツは、誰かの「大丈夫じゃない」に寄り添う。
相変わらずのどっちつかずに悩むかおるも、自分の中にある利他の精神に、素直に目を向けていく。

終わりとその行く先を見据えてあらゆる激動がゆっくりと交錯し、一瞬で過ぎ去る。
長く短い。高校最後の、夏休み。