かのん

世界で一番いとしい君へのかのんのレビュー・感想・評価

世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)
3.0
テコンドーの選手として活躍するデス(カン・ドンウォン)とアイドルを夢みるミラ(ソン・ヘギョ)は、17歳の時に運命の出会いをする。そんな2人に待ち受けていたのは予期せぬ妊娠だった。両親の反対を押し切って結婚し、アルム(チョソンモク)は老化の速度が人の10倍以上である早老症だった。16年後、身体年齢が80歳になったアルムは治療費のためにもドキュメンタリー番組に出演し、あるメールを受け取る…。

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17歳での妊娠という予期せぬ出来事ながら、産まれてきた子どもを何よりも大切に育て、治療費のためにがむしゃらに働く2人。通常、人とは違う病に悩まされていたら、捻くれたりネガティヴになったりしそうなものだが、両親をはじめとして良い人達に囲まれていたことで賢く明るい子どもに育ったアルム。特に、近所のおじさんがとても良くて、アルムをちゃんと子ども扱いしてくれる、アルムにとって両親と並んで心の支えになる存在だった。

終盤、アルムの「보고싶을거에요(会いたくなるだろうな)」という言葉がグッときすぎた。

設定もキャラクターも良かったのだけれども、息子を傷つけた奴と酒飲み交わすようになるか?アルムの治療費だけで精一杯なのにそんな展開になるか?産みたくないと思って全速力で走ったから、アルムが病気で産まれてしまったんだ、と後悔するのにその行動とるか?など要所要所気になるシーンがあったのが残念。

カンドンウォンの背が高すぎて家の門を潜らないと頭打つシーンが印象的。
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