ばかばかしいほどにきれいなエンタメ。
美男美女コンビの宇宙捜査官が、滅ぼされた惑星の秘密を追って正義を体現しようとする、エンターテイメントSFの王道のような物語。
物語はとっても単純。
自然と調和して暮らすパール人の惑星が、地球人の戦争の巻き添えで滅ぼされてしまいます。
パール人を滅ぼしてしまった司令官が、自分のミスを隠ぺいするために、生き残りのパール人を殲滅しようとする司令官の秘密を、捜査官のヴェレリアンたちが暴き、罪ほろぼしをさせようというお話。
まず、ストーリーがわかりやすくていい。
司令官の部下の将軍が、司令官の隠ぺい工作を知ると、ヴァレリアンたちの手助けをするようになるところも王道の展開ながら気持ちがいい。
でもって、とにかくビジュアル重視。
おもちゃ箱をひっくり返したような、普通の感覚じゃ出せないような、恥ずかしいくらいきれいな色。
特に、ビーチの青は圧巻。
そして、主人公の二人の可愛らしさ。
美男、美女というよりも、美少年と美少女なのである。
リュック・ベッソンの本領ってどこにあるんだろうと思う。
『フィフス・エレメント』や『アーサーとミニモイ』の系列の映画なんだろうな。
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