リュック・ベッソン監督って頑張れば頑張るほどコケてる印象がついてしまった。全ての作を観たわけじゃないけど、なんとなく。コミックからの実写化という事で、コミックのジャケを見たら本作のヴァレリアンとローレリーヌとそっくりでした。
SFコミック発の映画だけあってストーリーは壮大で、話に矛盾なく起承転結がしっかりしていた感。映像美はもちろん、未来の想像を施した造形は見事。千の惑星の都市は住んでみたいと思うくらいに想像力を掻き立てられた。ストーリーが壮大になればなるほど、司令官の秘密や遊び男のプロポーズの話が噛み合わず、凄い映像なのに勿体無いと思われてしまうのは何となくわかる気もした。