コバタケ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のコバタケのレビュー・感想・評価

4.5
2023年12月07日ディズニープラス観賞。
2017年公開の「猿の惑星」シリーズのリブート3作目で新シリーズ完結作。

コバの反乱から2年。コバの部下レッドらは人間側に寝返るなど猿と人間の戦いは激化の一途を辿っていた。ある日人間の軍隊"アルファ・オメガ"部隊は猿にとらわれリーダーのシーザーと対面する。戦いを望んでいないシーザーは和平交渉するため、捕虜たちを無傷で送り返す。その頃、探索から戻ってきた側近のロケットと息子のブルーアイズは新天地を見つけたと報告する。喜びに湧いた夜、猿の集落に忍び込んだ"アルファ・オメガ"部隊の指揮官ウェズリー・マカロー大佐(ウディ・ハレルソン)は、ブルーアイズと妻のコーネリアを殺害する。翌朝、シーザーは大佐への復讐の為、群れを離れる。後から追いかけてきたロケット、モーリス、ルカが合流し4匹の旅が始まる。

リブート2作目「猿の惑星: 新世紀」鑑賞後、吹替版で鑑賞。新シリーズ完結作。前作のコバの反乱から2年後のお話。

コバの部下だったゴリラのレッドを筆頭に人間側についた猿、マカロー大佐率いるアルファ・オメガ部隊との戦い、復讐心からマカロー大佐を狙うシーザー、変異を起こした猿インフルエンザによる人間の退化、人間の退化を阻止するべき感染者を抹殺していたアルファ・オメガ部隊、アルファ・オメガ部隊を葬るべく進軍してくる人間の大規模軍隊、それらの戦いでの負傷で致命傷を受けたシーザーは、新天地で仲間の猿の喜びを見つめながら波乱に満ちた生涯を終える。という内容。

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」「戦場にかける橋」「大脱走」「ベン・ハー」「十戒」などからインスピレーションを得て、シーザーと大佐の関係性は「戦場にかける橋」のニコルソン大佐と斉藤大佐の関係と比較、大佐を探すシーザーの旅は「アウトロー」、大佐率いる米軍部隊は「地獄の黙示録」カーツ大佐の部隊に影響を受けている。

VFXはもちろんスゴイが、何よりお話が面白い。2024年公開のキングダムが楽しみ。

memo
・公開日:アメリカ2017年07月14日、日本2017年10月13日
・上映時間:140分
・製作費:$150,000,000
・興行収入:$490,719,763|アメリカ$146,880,162、日本7億4357万円
・受賞歴:第16回視覚効果協会賞,実写映画部門視覚効果賞,実写映画部門アニメキャラクター賞,実写映画部門シミュレーション効果賞,実写映画部門合成賞、他

オリジナルシリーズ
・1968 猿の惑星
・1970 続・猿の惑星
・1971 新・猿の惑星
・1972 猿の惑星・征服
・1973 最後の猿の惑星

リメイク
・2001 PLANET OF THE APES/猿の惑星

リブートシリーズ
・2011 猿の惑星: 創世記
・2014 猿の惑星: 新世紀
★2017 猿の惑星: 聖戦記
・2024 猿の惑星/キングダム
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