アヤナンソンJr

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のアヤナンソンJrのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人間の愚かさを痛感した。人類滅亡の危機に瀕してても最後まで争ってるのか…


主人公シーザーの苦悩はもちろん、猿たちの家族、仲間意識、生きようとする意思はどれもリアルで共感するものがあり、気づいたらSF映画ではなく、戦争映画として見ていた。

3作品にわたってシーザーの生涯が描かれているので、その時々の感情の変化などをひしひしと感じ、最後までシーザーに感情移入してしまった。

終盤のシーン、
大規模な雪崩が起きた結果、生き残ったのは数多くの武装兵士ではなく木登りができる猿だった。そのシーンは地球の支配者が人間から猿に変わったことを明確に示しているように感じ、猿たちがもう追われる身でないことの安堵感と同時に人間が住む世界では無くなったのだと悟り、恐怖感を覚えた。


ここで書くことじゃないけど最近チンパンジーのドキュメンタリーを見て賢さに驚きました。そして残酷。山に遭難なんてしたら簡単に捕食されるわ、怖い、、