公開時劇場で。
リブート版3作目。
前作で始まってしまった猿vs人間が激化。終わりのはじまり。
愛する者を殺されたシーザー、憎しみに囚われチラつくコバの幻影。人間を躊躇なく殺し、エイプも殺してしまったシーザーの苦悩と葛藤が色濃く、この3部作は改めてシーザーの物語なのだなと。本当に素晴らしいリブート版。
創世記ではウィル、新世紀ではマルコム、争いの中でも良き人間との絆がしっかりあったシーザー、本作ではそうはいかない。小さくてかわいいお利口なシーザーとウィルの微笑ましいやり取りはもう昔の話。人間の愚かさも顕著で猿の惑星のはじまり。地球の支配者が猿に変わったと言えるラストとシーザーの迎えるラストで感無量。とってもよかった。
ノヴァの登場、人間が話せなくなった理由も描かれオリジナルに繋げることができる。サラッと組み込んでてうまいなと思う。モーリスの“ノヴァ”って言い方チャールトン・ヘストンに寄せててよかった。
