ちき

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のちきのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

家族を奪われたシーザーの復讐の旅を描く、彼の最後の物語。

前作のラストから始まった人間との戦争に加えて猿インフルの新たな症状が発覚し、話はまた複雑に。
オリジナルの猿の惑星で人間が話せなくなった理由も明らかになりました。

今作のシーザーはまるで前作のコバのよう。
しかし復讐に取り憑かれてはいるものの、仲間を守るという本来の性格もあり今作でも彼はかっこよかったです!!
最終的には復讐を踏みとどまるというのも彼らいなと思いました。

ヴィランである大佐は中々の良キャラクター。
しっかりサイコで胸糞感強めでしたが、人間らしい一面も持ち合わせているのが良かったです。
彼のラストは少し切なかったですね…

新三部作はエイプの方が人間より優れてる!っていうのが少しずつ崩れてくる作りがうまいなと思いました。

人間は基本ヒドイんですけど良い人もいたり、同情できる人もいたり。
エイプ側にも様々なキャラクターがいて、平和や分断をテーマにした作品としてかなり見ごたえがありました。
それでもシーザーやモーリスが平和の道を歩み続けようとする姿には感動しましたね。

シーザーの旅の終わり方には涙。
おつかれさま…と言ってあげたくなるラストでした。
ちき

ちき