ハゲゾンビ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のハゲゾンビのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2017年アメリカ映画。

hinakoさんとの「猿の惑星 新世紀マラソン」もいよいよゴール前最後の直線に差し掛かりました❗一気に走り抜けましょう👍
リブートシリーズ最終章。

【ざっとあらすじ】
猿と人類が全面戦争に突入して2年。猿の群れを率いるシーザーは、軍隊を統率する冷酷非情な大佐の奇襲によって妻子を殺されてしまう。大佐への憎悪に駆られたシーザーは、多くの仲間を新たな隠れ場所へと向かわせ、自身はわずかな仲間と共に復讐の旅に出る。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、ノバと名付けた一行は、さらに人間の物資を盗んで生きている奇妙なチンパンジーのバッド・エイプと遭遇し、大佐の居場所を知る彼に道案内をさせる。やがて大佐のアジトである巨大な要塞にたどり着いたシーザーたちだったが、冷静さを失っていたために大佐に捕獲されてしまう……。
(Amazonより)

【今作のポイント】
●各々の対立→人間対人間、猿対猿、猿対人間
●言葉失った少女ノバとはぐれ猿バッド・エイプ
●マカロー大佐とは
●シーザーから次の世代へ

【では順に考察を】
●各々の対立
・人間対人間→猿インフルエンザを乗り越えた僅かな人類→その抗体が更に脅威に→ウィルスの突然変異により人間は言葉を失う→感染防止の為感染者の削除=繰り返す負の連鎖、差別意識。救済より排除
・猿対猿→コバ陣営にいた猿は人間側に→猿の奴隷化に協力→シーザーに対する復讐心=恨みや憎しみの連鎖、やはり人間も猿も一緒なのか?
・猿対人間→コバが起こした戦争→やはり復讐の連鎖か?→シーザーの家族が人間の犠牲に→燃え上がる復讐心→付きまとうコバの影→「猿は猿を殺さない」→コバを殺した報いなのか?=シーザーの苦悩、迷い
●少女ノバとバッドエイプ
・癒し担当ノバ→終始重い雰囲気の中にあってほっこりさせてくれる😊
・実は今作のキーパーソン→ウィルスの感染源としての存在→猿側には自らの知性を発達させてくれる存在。人間側には言葉を奪い、知能を低下させる存在。
・お笑い担当バッドエイプ→彼の存在で作品の緊張と緩和がうまく機能したのでは😊
●マカロー大佐
・ウィルスの突然変異→人類の滅亡確信→滅亡回避のため、感染者、猿、自分に賛同しない人間の排除を目指す
・選ばれた人間→感染した我が子を殺害→神に選ばれ感染回避を確信→選民思想
・大佐の信望者→彼のカリスマ性に部下たちが洗脳される→ヒトラーをイメージか?🤔
・大佐の感染→少女ノバの人形から呆気なく感染→選民思想、差別主義の崩壊、敗北
●シーザーから次の世代へ
・シーザーの決別→感染した大佐、自分の殺害をシーザーに頼むも拒否→憎しみの連鎖を断ち切る→苦しめられていたコバの亡霊との決別
・シーザーたちは安住の地へ→ようやくシーザーも自分の使命を全う→シーザーの精神は次の世代へと受け継がれる

【総評】
🔵とても見応えあり、で一度見始めると、どうしてもすぐ次が観たくなるシリーズでした👍
🔵マカロー大佐を人類を救う救済者や指導者の様に描いてましたがシーザーが真の指導者となり本物の英雄になっていく描写との対比が良かったですね😄
🔵少女ノバから感染すると人間は言葉を失い知能低下、猿は更に知能向上→この辺の設定も面白い👌ネットで検索したら凄い美少女でした😄
🔵「憎しみの連鎖に負けた人類→滅亡、憎しみの連鎖を断ち切ったエイプ→繁栄」といったところでしょうか🤔
🔵少しキリスト教的な色合いが強い気がしましたが、そこも良しとしましょう✨
🔵マカロー大佐はもろ「地獄の黙示録」のカーツ大佐っぽいですがそこも素直で楽しめましたね😅
🔵ラストのシーザーの全てのことから解放された安堵の表情はグッときてしまいした!泣けます😭

hinakoさんとのマラソンもこれで終わりかと思いきや、そうまだ残ってます。ある意味名作かも😅
ティム・バートン版猿の惑星👍
次回は「猿の惑星・新世紀マラソン」番外編です✨
ハゲゾンビ

ハゲゾンビ