キル・ビル Vol.1のなりノフのネタバレレビュー・内容・結末

だいぶ忍者な話だった。なんせ服部半蔵が出る。の割にアクションはひたすらかっこいいし物語の魅せ方も良いので最高の映画だなこれ……タランティーノ監督の作風相変わらず独特だな……。

『キル・ビル』がどんな物語か、なんて考えたことなかったな。タイトルが全部物語ってたわ。憎きビルとその秘蔵っ子たちに復讐するため、キルしに行く話だった。
ドン引きするぐらい主人公が酷いことされてるから、敵が散ってくの最高の気分になる。

vol.1の後半の舞台は日本。
ヘンテコ日本かと思いきや、ちゃんと日本で撮ったシーンがあるし、沖縄の人がオリオンビールの服着てるし、ヤクザの姐さんはドス持ってるし、ヤクザたちはスーツ着て日本刀もってるし、女子高生はモーニングスターを振り回してる。
ん？

でも面白かったわ……テンポが良いわね。本当に他の映画と比べて独特な場面展開するシーンとか多いのに、全くストレスなく観られるからすごいわ。
急に出てきたアニメ調のシーンも偉い力入ってたな……。
色々と日本へのリスペクトを感じる映画だった。「ヤクザと忍者は譲らねえ！」って意思も含め。