「ここからは英語で話します(日本語)」
とんでもないパワーワードが生まれた瞬間です…
なんで今?笑
はい、ハチオーグ戦を観た時からなんだかキルビル観たいな…って
(色味だけで連想した感はありますが…)
この映画を観たことがなくても
ルーシー・リューの「やっちまいなー」はみんな知ってる
…っていっても
もう20年も前の映画なんで
今となってはそれすら知らない人も多いんですよねきっと(歳とったな…)
タランティーノが大好きな日本を全部詰め込みました映画
極道映画、時代劇、昭和歌謡、アニメ、バトル・ロワイアル、サニー千葉
様々な日本の作品をサンプリングして出来たイメージを1本の映画として再構築した、めちゃくちゃなのに統一感のある世界観
なんだかよく分からないのに、カッコよくて面白い
そんな映画なのです
当時鑑賞した際は、奇抜でトリッキーな映画だなと思ってましたが
時を経て鑑賞すると、めちゃくちゃバランスが良い
とにかく抜群にかっこいい構図と色彩
サンプリングされた日本なので、リアリティは全くありません
それなのに断片化された日本がちゃんと日本(語彙不足)
カタコトの日本語どうなの?
って思う人もいるかもしれないが
これがふざけているわけでなく
タランティーノが心底カッコいいと思って描いているから
もうめちゃくちゃカッコいい
日本人が口にしたらダサくなってしまいそうな言い回しも
カタコトで外国人から真剣に発せられることで、なんかものすごくカッコいい
Production I.Gの本気度100%のアニメパートも最高
サニー千葉が確実にセリフ間違えてるのにOKカットになってるのも最高
バトル・ロワイアルの雰囲気そのままの栗山千明も最高
青葉屋でのバトルは全部が最高
クライマックスの雪の積もった庭とか設定わからんけど最高
ルーシー・リューのスカル落武者っていう負け方が最高
最高づくしです
(今回はUSバージョンでの鑑賞、実家に日本上映版(DVD)があるので今度回収しにいこう)
この頃のルーシー・リューなんか可愛いな
古さを感じるどころか
逆に今ならフラットにこの作品を受け入れるエンタメリテラシーが備わってるぞ
と強く推せる一本