くわまんG

ニック/NICK リベンジのくわまんGのレビュー・感想・評価

ニック/NICK リベンジ(2013年製作の映画)
3.5
あらすじ:ニック、憤慨。

冒頭、バッキバキなニック体が拝めます。やはりオジサンヒーローものは、鍛えてるか否かが重要です。元妻と娘にパ○り現場を押さえられても、バキバキならオールオッケー。何という親子関係でしょう…笑。

本作品から大ボスのフィラトが本格登場。クルド人系マフィアで、ヤクでハンブルクを牛耳ろうと画策。前作では大人しく収監されていましたが、弟を半身不随にしたニックをぶち殺すため始動。標的は、エリート検事ハンナ。ニックが公私混同で垂らし込んだセ○レです。

セ○レを陵辱されてぶちギレるニック(自業自得なのですが)。相棒無視からの単独行動からの「お前を犯したヤツはこいつか?答えろハンナ!」。…いやぁニックさん、あんたのせいで死ぬより辛い目に合ったハンナに、思いやりはおろか謝罪も無い傍若無人ぶり、紛うことなきネオナチ刑事でしたよ。ドン引きです笑

過ちを犯した他人は、妥協も許容も一切無しに暴力で処刑するくせに、己の過ちは「正義のためにやったことだろうが!」と一切詫びないニック。自然と、健全な思春期娘レニーの心はどんどん離れてゆきます。しかしニックはそれに納得が行かない、自己正当化オヤジです。となると、次に起こるのはやっぱり…。

というわけで今回のレニーは、“父親との対立が本格化した”ことを表現しなければなりません。非常に重要な役割です。役者の腕の見せ所です。演じるのはご存じ、ティルの実娘ルナ☆魅せてくれルナ!コッポラ父娘の二の舞なんてもう言わせルナ!☆(無理でした笑)