アー君

ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたいのアー君のレビュー・感想・評価

2.7
日本ではあまり馴染みのないマンブルコア映画が配信されていたので視聴。

マンブルとは「モゴモゴしゃべる」という独り言のような意味なんだけど、決して会話が聴き取りづらいわけではない。(字幕だけど笑)端的にいえば米国の中産階級レベルの若者達が描かれてるのかな。
そんな事よりも映像のことになるが顔のアップが多くて私はソレが見づらい(笑)
意図的だとしても少し引いた画にしないと奥行きがなく臨場感が出ないよ。それに演じている出演者全員のアタマのネジがユルいし、ハンナの周辺の男性に対する無分別で奔放な行動は明らかにおかしい。コレは一歩間違えたら小遣い稼ぎに学生が作ったらネットに流出されたアダルトビデオでしょ(笑)

観終わって退屈だったなぁと思ったんだけど、退屈さがコンセプトとのこと(笑)
世代的に監督は80年前後生まれでヌーヴェルヴァーグとかの影響はビデオとかで鑑賞して即興演出に興味があってこのような映画を作ったと思うけど、低予算であるのは分かるが、その世代でしか作れないモノがあるはずだと思うんだけど。。。

それでも良かったところはオープニングクレジットでヘタクソな管楽器が流れていたんだけど、これがラストへ向かう伏線だった衝撃(笑)

「レディ・バード」を観て監督ではない女優としてのグレタ・ガーウィグが気になっていたらチェックかな。

【注】「ハンナはいつも、アイされたい」というタイトルで配信
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