クーベルタンはな

タルーラ 彼女たちの事情のクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

タルーラ 彼女たちの事情(2016年製作の映画)
3.6
他人に頼ることを拒み、身を寄せる場所もなくワゴン車でその日暮らしに徹するタルーラはホームレス同然の生活。結婚、出産なんて考えはなし。
キャロラインは子供を授かるものの母性は全くなくて、夫はロンドンでの単身赴任中で関心を持たれていない。
タルーラはふとした偶然から、育児放棄した母親から1歳の赤ちゃんを衝動的に"救出"したものの、どうすれば良いのか途方に暮れる。
そこで頼ったのがタルーラの別れた彼氏の母親マーゴ。マーゴは夫をゲイの相手に奪われた女性作家。タルーラはマーゴを祖母と思わせ助けを借りていく。
タルーラとキャロラインとマーゴ3人の女性が赤ちゃんを巡って。
母性が全くなかったタルーラとキャロラインだがタルーラは赤ちゃんを救出したことで、キャロラインは赤ちゃんを失ったことで母性に目覚める。
赤ちゃんを通して感情が対照的に表されている。
誰が悪いとかは描かれていなくてふわふわした終わり方。

2023282