このレビューはネタバレを含みます
アメリカン座頭市。
外人さんによる日本刀のチャンバラというと、腕を伸ばして手首から先を動かして剣撃を繰り出すというシーンを他の洋画で何回か見かけまして、打ち合いでも刀だけが動いているようなシーンだったりして、合理的な刀剣の使い方がどうなのかはわからないけど娯楽作品としてはこの振り付けはダサい!と思ってたんですね(個人の感想です)。
このルトガー市っさんは結構大振りに腕をぶん回してくれてなかなか迫力があって良かったです。
原作の座頭市と同じように普段の飄々としたキャラクターが良い感じなんですが、刀を抜いてからの無双っぷりのギャップのカッコ良さ。
最後の敵なんかは斬られた直後には無傷に見えるのに実は体を真っ二つにされていたという、凄まじい剣技を見せてくれたりしてカタルシスもなかなかで盛り上がります。
で、最後は人情でしめ。戦場で負傷して涙が出なくなってしまったって言っていたけど、この旅で出るようになったんですね……。