オーウェン

ブラインド・フューリーのオーウェンのレビュー・感想・評価

ブラインド・フューリー(1989年製作の映画)
3.6
アメリカ版の座頭市は日本版から許可を得て作っただけに、その模倣ぶりは見物だ。

ベトナム戦争によって視力を失った男。
昔の戦友の息子と会うため故郷に戻るも。その母親を組織に殺されてしまい、息子と共に逃亡のたびへ。

何か大五郎とも微妙に被ってるんですが(笑)突いていた杖が実は仕込み杖で、刀が内蔵されている。
そこからは立ち回りをアメリカで見せるのだから恐れ入る。

演じるのがルトガー・ハウアーというのも面白いキャスティングだ。
本来悪役のはずだが、善人役なのもまた意表をつく。

最後にはショー・コスギと刀のバトルが始まる。
今まで影も形も見せなかったのにいきなり日本人というのもすごいものだ(笑)
ショーの方が全盛期を過ぎてはいるが、それでも見事な立ち回りで白熱する。

最後も任侠ものっぽくて結構好きな作品。
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