JackBurton

ブラインド・フューリーのJackBurtonのレビュー・感想・評価

ブラインド・フューリー(1989年製作の映画)
5.0
勝プロから正式な許諾を得た座頭市のハリウッドリメイク版。
ニックはベトナム戦争中敵に囲まれ、親友フランクには逃げられてしまう。逃げる途中仕掛け爆弾で視力を失いさまよっていた所、現地人に助けられそこで剣術を習う。
そして故郷へと帰還したニックはフランクの家を訪ねるが彼は不在で、妻と息子が居るだけだった。そこに殺し屋がやってきてフランクの妻が殺される。彼女の頼みでニックはフランクの息子とフランクを探す旅に出る…
視力を失った理由や剣術を教わった流れがベトナム戦争と絡めてあって面白い。戦友との強い絆という点でもベトナム戦争という設定は有効だったと思う。
戦友の息子との絆を深めるシーンなどかなり好き。
マフィアの雇った殺し屋がショーコスギと言うのも良い!アメリカではニンジャシリーズで悪役から一転主役を勝ち取る程で、知名度も高いのでこれは正解だと思った。
文化も武器も違う作品をよくここまで上手くリメイクしたなと思う。

新座頭市を鑑賞して気付いたが仕込み刀や耳にズームする画など、よく本家をオマージュしているのが分かった。
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