たけちゃん

ブラインド・フューリーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ブラインド・フューリー(1989年製作の映画)
3.8
包丁じゃ弾は止められん!
~追悼: ルトガー・ハウアーに捧ぐ~

フィリップ・ノイス監督 1989年製作
主演ルトガー・ハウアー


7月19日にルトガー・ハウアーが75歳で亡くなったというニュースを聞いたもので、急遽、追悼のレビューを上げることに!
TAK44マグナムさん、お知らせありがとう(^-^)


僕ら、ぼんくら娯楽ファンにとってルトガー・ハウアーは、やっぱり「ブレード・ランナー」のレプリカント、ロイなんですよね。
なので、ここでもう一度、「ブレード・ランナー」をレビューしても良いのですが、やはり、ルトガー主演の作品を取り上げて追悼したいと思い直しました。
個人的に1番は「ヒッチャー」なんですけど、ソフトを持っていなかったので、手元にあったこちらで。「ブラインド・フューリー」( •̀ω•́ )و✧
「ヒッチャー」は今度、ルトガーの誕生日に「今日は何の日シリーズ」でね(ˆωˆ )フフフ…




さて、映画です。
この作品のモチーフは「座頭市」です。
モチーフというか、これ、なんと勝新の事務所に公式に許可もらった作品なので、ハリウッドリメイクと呼ぶべきね。テイストは勝新とは全く違いましたが……。


オープニングから、かなり凄惨な光景。
ベトナム戦争の描き方がなかなか良くて、そのまま続けて撮って欲しかったなぁ。
そして、そこで目を失うんです。
ベトナム人に助けられ、盲目でも生きていける力を身につけます……。

えっ?そこから20年過ぎるの!(笑)
そして、現在のアメリカに戻って、戦友を尋ねると……



監督はフィリップ・ノイス。
このかた、意外と好きなんですよ。
この作品の後にハリソン・フォード主演の「パトリオット・ゲーム」や「今そこにある危機」を撮り、後にデンゼル・ワシントンの「ボーンコレクター」やアンジーの「ソルト」を撮るんです。おおっ、好きな作品ばかりだ\(^o^)/


この映画、惜しいのは、敵がボンクラ揃いなのと、ルトガー・ハウアーの居合いがやっぱり勝新には及ばないことよね。
そして、ところどころコメディタッチで……。
できれば、オープニングのベトナム並みにハードに攻めて欲しかった。

でも、良かったところも。
ラストバトルはショー・コスギと!
こんなにガッツリとは、嬉しいよ。
でもさぁ、ジャケットにあるような忍者姿での登場はなし!
ぼーっとして見落としたのかと思って、もう1回最初から見直したんだから(〃`・н・´〃)ぷんすか
こんなジャケ詐欺、初めてだよん(‐ω‐;)


そして、憎たらしいスラッグの最期は、まんまダース・モール\(^o^)/
逆か?
あっちがぱくったのか?(笑)



はぁ、割と良かったかな?
やっぱり次は「ヒッチャー」だね!
ルトガー様、安らかにお眠りくださいね。