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ディーパンの闘いのTaTのレビュー・感想・評価

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
3.8
内戦が続く祖国を抜け出し、言葉も通じない異国に未来を求めた偽装夫婦の話。移民などの社会問題を丁寧にドラマに落とし込んでる。

彼らが懸命に異文化に馴染もうとする姿と時に感じる孤独、少しずつ家族として感情の入っていく生活と安住は望めない環境。その中で目の前にあるものを守ろうと闘うディーパンの狂気は見応えあった。

この人の光の使い方は好き。単に希望の象徴とかでなく、色々な現実を照らす光がね。

紛争、貧困、治安の悪さとか自分たちには程遠い世界で、それがないことによって混迷はしてるけどやっぱり恵まれた国だよなと思う(それが無条件に幸福かと言われればまた別の話だけど)。

でも、ラストはあんまり好きじゃなかった。
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