Tuna

神のゆらぎのTunaのネタバレレビュー・内容・結末

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。

ジュリー役の女の人に見惚れた。緑の深い目。 

信教の自由は理解しているはずだけれど…どうしてもやるせない気持ちになった、、輸血すれば命は助かるというのに。

「全能の神がいれば、飛行機は落ちなかった」これを言われた時のジュリーの表情が印象的だった。

他の登場人物の小話もいちいち面白かった。
老人のセックスはおえぇってなったけど。個人的には浮気相手のギンギラした顔の爺さんより夫役の知的そうな髭爺さんの方が圧倒的に好みだったな。浮気された爺さん怒んないの優しすぎでしょ。あんな歳いって浮気は泣けるなぁ。まぁ飛行機乗る前の浮気夫婦は幸せそうでいいと思ったけど。

ヤクかなんかかな?飲み込んで運ぶのウケた。「金は出してからよ!」出すってなんのこと?…ぶりぶりぶりりりりり。あるあるなんかな。「出たら連絡するよ。」「分かるよその気持ち」って突然ギャグかよ。かっこいいおっさんだったけど姪っ子犯すのは罪深いわ。

アル中嫁、綺麗だけど情緒不安定。いくらクズ夫でも、旅行直前に空港で「あなたに何も感じないの。出て行くわ。」は笑う。流石に不憫。スッキリした顔してたのは見ててすっきりした気分になったけど。

ジュリーは最終的にエホバの証人を抜けることを選んだ。自分の血を人に与えれば、救える、という出来事をきっかけにして。婚約者のエティエンヌは、輸血せずに逝くことを選んだ。彼が死んだと聞いた最後のシーン、ジュリーの目が綺麗で印象的だった。何を思ったんだろうな。
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