レイチェル

神のゆらぎのレイチェルのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
4.2
とても重くて何が正解なのかわからないヒューマンドラマ。タイトルが沁みる。

4つのエピソードが現在と過去を交錯させて展開する。接点がわかる頃には脚本の素晴らしさに感動。

①エホバの証人の恋人同士。彼(ドラン)は末期の白血病。彼女は看護師。
②カジノのバーテンとクロークの女性。不倫関係に溺れている。
③ギャンブル依存とアルコール依存の夫婦。
④重い過ちに苦しむドラッグの運び屋。

どれも凄く重い。台詞が少なめなのに事情がポンとわかる脚本。拍手しかない。

妻に不倫された側の夫の言葉が、この作品の主題なのかな。

大好きなグザヴィエ・ドランの熱演に加点しなくても、これくらい良かった。
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