『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション』2016
『神さまのきまぐれを私たちは奇跡と呼ぶ』
サスペンスタッチの群像ヒューマンドラマ
ドラン君が出演を熱望した作品という
前ふりでハードル上がりますよね〜
どんな役なんだ⁈
エホバの証人という宗教の制約から輸血を拒み
死ぬことをよしとするキャラクター
インタビューで「とても愛おしい人間」
今までにない新しい役どころと語っていた
ポスターもパンフもドラン君の横顔がドーン！
なのに意外にも主役ではなく拍子抜け感…
独特な葛藤の世界を演じ、惹きつける魅力いっぱいのグザヴィエ・ドラン…益々ファンになりました
ストーリーは飛行機事故に絡む複数の人間の物語が現在と過去を往来する…
この世に「生」を受けるのも「奇跡」
「死」に直面するのも「奇跡」
信仰心の頑なに信じることが、たとえ「死」に向かう考えでも曲げない強さ、葛藤する弱さ…
ギャンブルの負けは‥おぉ神に見放された⁈
それぞれが交差するラストの空港はよく出来ていると思う
取り返しのつかない過ちを償うためドラッグの運び屋になった男…この男の過去の空気を読ませるような展開、終着点が秀逸！
音楽も…重い場面に透明に響く歌声が心地よく響いた
Mommyのママ役アンヌさんもアル中奥様で出演されています。ハマり役でしたw
