nkm

神のゆらぎのnkmのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
3.9
カリコレ最終日にて鑑賞。
前回手ブラでシネマカリテを訪れ完敗したので、リベンジ!
(シネマカリテは上映2日前からネット販売があります)
販売開始15分後には中央の席は全て埋まってたので、アンコールで観に行く方は日付が変わった瞬間にチケット買ってください!

全体を通してハッピー感は皆無で、終始重苦しい雰囲気です。
エホバを信仰しているカップルが中心となるいわば群像劇。時間軸も交差しますが意外と見やすい。
ダブル不倫の老カップル、運び屋、アル中とヤク中の仮面夫婦たち。信じている者、裏切る者、後悔している者が1つの”飛行機事故”に結びついていく。

神とはなにか、信じるとはなにか。信仰の先に何が残るのか。
死を超えた先にあるものは。

無宗教の私とはかけ離れた思想で、理解しがたい部分もありました。医療従事者である彼女が生と信仰の優劣に迷う部分など。

【飛行機事故が起きるのは、全能の神が存在しないからだ】というセリフに、この『神のゆらぎ』というタイトルの意味が詰まっています。
nkm

nkm