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神のゆらぎのanguishのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
4.1
「飛行機が落ちるのは全能の神が存在しないからだ」

★◇飛行機が墜落し生存者は1名だけ、キューバ行きの飛行機を軸に時間を前後しながら絡みゆく群像劇。

エホバの証人である看護師と、白血病のフィアンセ
ギャンブル依存の夫と、アルコール中毒の妻
ダブル不倫に陥ったカジノで働く中年の同僚カップル
娘のことを気にかける、金のために麻薬密売をする男

どの話が過去なのか現在なのか誰が何をしているか説明的なものはなく最初のうちは戸惑う、進むにつれて時系列が前後していること人間関係がわかっていく、最後は焦らしまくりです、一人しか生き残らないのですから…気が付けば引き込まれる自分がいました「信仰心」がテーマにあり重く大きな決断を強いられる。私個人の見解はこの映画はエホバの証人に否定的な印象でした。

Digression:メッセージは私は違うと思います、神が存在するかどうかはわかりませんが、その考え方は人間の傲慢だと思います、人間の尺度で測れるなら神ではないと。

20200511
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