監督、脚本: パオロ・ソレンティーノ
この作品は何を言いたいんだろう……
『Youth』という題で皮肉りながら、老いの哀しさを描いてるのかなぁ、と思いながら、でも、その哀しさや悲痛さよりも、哲学的な平安の様な物を感じた。
そういう静かで難解なだけだと、眠くなっちゃうけど、哲学的で静かな画面に、所々、ものすごく生々しく、人間臭いシーンが投下されるので、引き込まれて最後まで観れる。
ミックやブレンダの生き方には不思議と共感できた。
老いた者にとって、情熱か死か、というのは究極で永遠のテーマなんだろうな、と思う。
最後の方に出てきた老女が何の意味、又は象徴なのか、鈍い私には分からなかった。
