猫の輪郭

ロブスターの猫の輪郭のレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
5.0
設定勝ちしててずっと面白い。この監督の映画はどこのシーンでも常に神経が張り巡らされたように画が美しくて好きだ。
特に森の中に普通だったらいるはずのないフラミンゴや孔雀が木々の後ろをしれっと通り過ぎる描写が、この映画の世界の異質さを表しているみたいで印象的。
この世に蔓延している腹立たしい価値観や風潮を、絵本のように表現して皮肉的に描く。
これは現実への抵抗である。
自身のセンスとユーモアだけを武器に世界と対峙しているのがかっこいい。
猫の輪郭

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