ひでG

ロブスターのひでGのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.7
ヨルゴス・ランティモス
いやあ〰けったいな人やな

この映画にピッタリの宣伝コピー!

「異次元の少子化対策!」😅

最近、投薬をしていて、そのため、時々うつらうつらしてしまうことがあり、1回目は何場面かそれが起きた。
一回目で、変な映画を連発するだけのレビューにしようかと思ったけど、、観直してみた。

いやあ、かなり面白い!
究極の世界観!

独身は罪として施設に送られ、45日間でカップルになれなければ、動物にされてしまう社会。

一方、行き過ぎはもう一つの極を産み、そのレジスタンスとして森に生きる人々は、シングルを重んじるばかりに、恋愛は禁止、ひとりで生きていくことを強いているコミニュティ。

こんなまか不思議な設定に、コリン・ファレルやレイチェル・ワイズ、レア・セドゥら
結構な一流どころが真剣に😅演じている。

世の中のあまりに偏った2極化に対する風刺だったり、
そもそも、愛って、セックスて、結婚って、
何なんだい?って、根源的な問いにも思える。

なんて固いことの前に、あまりにもシュールなシークエンスに、笑っていいやら、、ぽかーんとしてしまう。
森の中でのひとりダンス
メイドのルームサービス
カップルを奨励するあの寸劇、、

これって劇場では、どんな反応だったのかな、クスッと笑い声起きたのかな、、多分初見では僕と同じで、ボカンだったのではないかな。

恋愛にはお互いの共通点、あの鼻血、

それの延長線上ととるのか、ラストのコリン・ファレルはどうしたのか?

「女王陛下〜」は大好き!
「〜鹿殺し」はついて行けなかった、、

この作品は、その中間くらい、
じわじわ来る面白さと怖さ
いろんな解釈ができる、観たあとさらに面白くなってくる。

結構、好物かもしれない。
ひでG

ひでG