このレビューはネタバレを含みます
彼氏、彼女のいない奴は人としての価値を失い、動物へと肉体変換されてしまう世界。
なんだこの設定w
変わってるわ〜w
ちょっと設定出オチ感はあるが、その後もレジスタンスが出てきたり、その中でも抑圧や葛藤なんかがあっておもしろい。ジワジワと意地悪する所とか。
さすが、「聖なる鹿殺し」や、「籠の中の乙女」等で知られる個性派監督。
主演陣がすごく豪華なんだけど、変な役ばかりなので見てるこちら側が戸惑う。
ただし、基本的な演技力はある人ばかりなので安心といえば安心。
コリン・ファレルの自身の出演の選択眼が好きだな。いつも変わった役をやりたがるw
ロブスターを選んだのも、120才まで生きられて死ぬまで生殖が可能であるというのが、なんともエロじじいっぽくていい。
ずーっと居心地の悪さを感じる映画だった。
そこがまたコメディでありシュール。この感覚を楽しめるかどうかなんだろうな。。
最後は、え?となる愛の形を提示されるが、結局どちらとも取れる観客に委ねる終わり方。
オシャレ〜
自分は愛の対価として視力を払ったのかなと。