こちらも「哀れなるものたち」の予習に。
本作はどんなもんかと思っていたら、まさかの超シュールコメディだった。普通にコメディだった。
明らかにオカシイことを画面の人物達は大真面目に行う。
作劇もあからさまなコメディに撮ってないのもまた面白い。
意外にかなりすごいキャストなのに驚いたが、コリン・ファレルとレイチェル・ワイズ、レア・セドゥはみんな良かった。
コリン・ファレルはなんとも冴えない切ない男が本当によく似合う。
コメディなのだが、ヨルゴス・ランティモスらしい作風は健在。
“相手に合わせる”滑稽さがいく先は…
支配人夫婦の後日譚が非常に気になる。
コメディとは思わなかったので思わぬサプライズだったが、嫌いになれない一本。
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