犬でお願いします
ロブスターとかザリガニとかは興味ないです
まあそういうことなんだけど、よくまあここまで荒唐無稽なディストピアを考えついたものだ
ジョージ・オーウェルの1984に影響を受けているのかと思わなくもないけど、異なるのは本作には笑うに笑えないコメディ要素が含まれていること
“パートナーを持たずば人間にあらず”的考え方は一定年齢層より上の人達に根強く浸透しているから、それに対する痛烈な風刺と思えなくもない
しかし本作においては、ヨルゴス・ランティモス監督は社会に何かを訴えようという気など全くないのが実のところなのでは?と勝手に思っている(違ってたらすみません。何もわかってないド素人が個人的にそう思うだけです。)
観ている側はただただたっぷりと奇妙な世界に浸り、観終わったあともあれこれ思い出しては頬が軽く緩む程度にクツクツと笑い、震え、勝手に想像して楽しむ
そういう作品として作られたのかな?と…
少なくとも私は深堀りせずにそういう楽しみ方をした
そして大満足している
なんにせよとりあえず、私は犬でお願いします