さちえ

ロブスターのさちえのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.4
先日鑑賞した「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督のちょっと前の作品

この世界では単身者はホテルに居住し45日以内にパートナーを見つけないと人間以外の生き物にされてしまうという世界
主人公は人外になるなら長生きできて海に住めるロブスターになりたいそう

哀れなるものでも思ったけど、かなり奇抜な設定が好きな監督さんなのですね
映画は現実世界では体験できないことを疑似体験できる世界だと思っているのでこういう奇抜設定は大好物です✨

しかしなかなか話についていくのが難しい
1回ではたぶん理解しきれなくて何回も観ないと消化できなさそうだけど何回も観るには癖が強いかも😅
この監督さんの初めて観た作品は「女王陛下のお気に入り」で、その時ちょっと難しい映画だな〜と思ったんですがまだまだとっつきやすい方だったみたいです

主人公は結局ホテルでパートナーを見つけられなくて森に逃げるのだけど、そこには逆に単身者であることが正義な組織があって、そこに属した後に組織内の女性と恋に落ちてしまうという皮肉な展開

そこからラストまでの流れがわりとちんぷんかんだったのですが、もう一度観る気力体力もなかったので考察サイトをいくつか漁ったのですが、また人によって解釈がバラエティに富んでいてほんと難解な映画なんだなと思いました
監督の作品をいくつか観たら理解できるようになるのかな❓

人外になったら動物園にも入れてもらえるみたいなので、私はパンダにしてもらって毎日ごろごろしたいですね〜😚
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