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犬と私とダンナのカンケイのHKのレビュー・感想・評価

犬と私とダンナのカンケイ(2012年製作の映画)
3.7
タイトルに犬が付いていて身構えるのは、犬が子供を救う(しかも泳いで)とかの犬好きによる誇大妄想というか、極端な擬人化に付いて行けないからだけど、ロマンティックではあってもシニカルな態度を併せ持つカスダンに限ってそれはない。というか、そのバランス感覚こそがカスダンの魅力だ。これはウディ・アレン的な群像コメディでもあるが(キートン、ウィーストの起用は偶然ではないだろう)、他人と関わることの素敵さを描いていて素敵。一生他人と関わることを誓う結婚式を舞台に、それがどういうことなのかを犬を通じてロマンティックに解釈。嫌いじゃない。
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