lisa

ちはやふる 上の句のlisaのネタバレレビュー・内容・結末

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。最高でした。
もう何も言う事ないです。

人が死んじゃうという理由以外で泣いたのは、ちはやふるが初めてかもしれない。

ちはやふるずっと大好きで、映画化で主演広瀬すずって聞いたときは、そんな流行りと勢いだけで簡単に実写にしてくれるな!とか思って激怒したけど。
公開が近づくにつれて予告編とか見ちゃって、なんだかんだでやっぱり観たくなって、結局映画館まで来てしまいました、悔しいけど。

結論、観て良かったです。映画館で観れて本当によかった。
1番良かったのは、漫画をなぞっただけのダイジェスト版みたいになってなかったこと。そしてキャラクターがちゃんとハマってたところ!
正直、原作とは違うなと思った。だって広瀬すずは可愛いけど正直ちはやって感じではないし、肉まんくんはあんなチャラくないし、須藤さん細すぎだし、原田先生はもっと熱苦しい人だし太一はあんな気楽そうな人間じゃないし。(てかそもそも野村周平じゃない笑)

で!も!それが逆に良かった!!
原作が漫画の映画って、どーしても漫画と比べてしまって、やっぱり時間制限があるからどーしたって漫画と同じには出来なくて、同じに作ろうとするとギャップが生まれて…
だけど、ちはやふるの場合は原作の流れぶった切って、色々ごちゃ混ぜにして、キャラクターも設定もストーリーも全部が
「映画ちはやふる」として完成されてた。
そして何より、真っ直ぐで、眩しくて、1人1人に葛藤や苦悩があって、でもそういうのも全部ひっくるめて、ちはや達の一生懸命前に進もうとする姿に心打たれる。
唯一、その感覚だけは、漫画を読んだ時のあの感動と全く同じものだった。

あー、映画館で泣いたの小学生の頃のドラえもん以来。(笑)
やっぱ原作が良すぎた。けどそれに負けず、1つの"映画"としての作品を作れるのは本当に凄いことだと思う。

広瀬すず初主演&監督も原作の大ファンで、2人にとっても特別な映画って所も嬉しいポイントの1つ^^
これからも映画化するならこのクオリティでお願いしたいね。

下の句にも期待。
lisa

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