このレビューはネタバレを含みます
ずっと気になっていた本作はAmazon primeで99円でレンタルされていたので喜んで鑑賞してみました
ちなみにオースティンファンと言いながら原作は未読です
代わりにネタバレなしのあらすじをサラッと読んでから鑑賞
結果それが正解でした
いかんせん、あのオースティン小説を2時間でまとめなくてはならないため、わりと展開は早めかと
だから、この登場人物は誰の子供でこの人は誰の叔母とかあらかじめ予習しておくと混乱しなくてすむかと思いますし、ストーリー展開にもついていけると思います
ただ、やはりもう少し丁寧に製作してほしかったなと
悪くない作りだと思うし、キャスティングもよかったのにネタバレなしの簡単ストーリーをそのままバタバタと映像化しました感が正直否めなかった
主人公ファニーとエドモンドは幼馴染で気が合い、そのまま成長したとはいえ、どの辺りから本格的に2人は意識し始めたのかよくわからなかった
後半は露骨にお互いの気持ちを表しますが、本当に相手を好きだと気づいた瞬間とかその辺の心情をもっと丁寧に描いてほしかったです
せっかく主役2人のケミストリーは感じたのに非常に残念
キャスティングもなかなかよかった
ファニーは聡明で賢く、頑固で強気
正直、美人というよりもチャーミングという感じでしょうか
エドモンドも誠実で堅実な感じをジョニー・リー・ミラーは上手く演じていたかと思います
ただ少しずつ気弱な感じもして、いつもの彼らしさが足りないようにも感じた
しかし、ファニーのヘンリーに対する態度は確かに少し酷いと思った
確かにヘンリーみたいな男性は信用ならないし、好きでもないのに結婚したくない気持ちもわかる
しかし、一度でもOKしたのにあれはないだろ…
さすがのわたしも唖然としてしまって、ヘンリーに少し同情してしまった
何はともあれ、ラストは安泰安全のオースティン作品
これを機にマンスフィールド・パーク読んでみようと思います
