1800年代のイングランド。
ジェーン・オースティンが織り成す、
素敵な恋の物語。
世間で「正しい」とされる事と
自分の気持ちとが揺れ動く時代を
強く、しなやかに生き抜く一人の女性が描かれています。
イギリスの小田舎の美しい景色と
登場人物たちの繊細な言葉、
そしてジョニー・リー・ミラーがもうかっこ良すぎて終始うっとり♡笑
主人公ファニーは自分の意見をうかつに言えない身分。
今では力強いヒロインが当たり前のように登場するけど、この時代では女性はただ待つだけ。毎日が「忙しくて無意味」な生活だった。
そんなファニーを理解し、包み込むように支えていくのがジョニー演じる幼なじみのエドモンド。
お互い自分の意見を持ち、物事の本質を見極めているところがとても魅力的でした。
ファニーの置かれる状況や
奴隷問題、植民地支配に揺れ動く展開にもどかしさを感じてムズムズしたけれど、最後には暖かい気持ちにさせてくれます。
世間のものさしではなく 自分の価値観で未来を切り開いていくファニーの姿は、いつの時代の女性も勇気づけられるはずです。
自分に正直に生きる人は、やっぱり美しい。そんなことを教えてくれるキュートな映画でした!