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Meeting People Is Easy
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目次

『Meeting People Is Easy』に投稿された感想・評価

Yuya

Yuyaの感想・評価

4.6
おそらく…世界一生々しい バンドドキュメンタリー
『OK COMPUTER』が まだ歴史的名盤と呼ばれる前
稀代のバンドとしての扱いに戸惑い 苛立ち
そこから脱する術を 過剰なまでに自身に課そうとするトム・ヨーク

ライブ映像は断片的であっても 圧巻のクオリティーを維持し続け その裏側では決してスムーズにではなく メンバーの葛藤がジワジワと流れでてゆく

目的を失わず 自我を保つという 究極のジレンマが
才能と芸術を爆発させる その奇跡の瞬間を
ここにキッチリ映し撮っている
ぶっちゃけ 田中宗一郎の取材の部分は VHSが擦り切れるまで 何度も観た

さぁ あと1ヶ月でフジロック♬
トムの声は苗場をどう撼わすんだろうか…
AKALIVE

AKALIVEの感想・評価

4.5
『snoozer』#033に
とんでもない「対話」がある(©︎🙏)。

THE WHO 1994
interview with PETE TOWNSHEND by SOICHIRO TANAKA
回想するピート・タウンゼンド:「キッズと共に生きた、ザ・フーの30年」

●たとえば、『フーズ・ネクスト』(71年、6thアルバム全英1位/全米4位)に入ってる"ババ・オライリー"で「自分の正しさを証明するために闘う必要はない、許してもらういわれはない」と歌うところなど、ミーハ・ババ(インドの導師)とのスピリチュアルな出会いによるものが大きかったと思うのですが、これは世の中で成長していく上で少年達が抱く「恐れ」に対する一つの回答だったんでしょうか。
「言えると思う。うん……そうだな、興味を引くようなナンバーというのは、どれもフーに存在する強烈な対比項の間で生まれたものなんだよな。つまり、一方には僕のわりとお気楽で芸術かぶれの、いかにもアート・スクール的なロック観があった。僕にとって、ロックは広い遊び場だったんだ。一方、ロジャーは、その対極にいた。彼の属性は、『すべての闘いに勝たねばならない』という強烈な男性性、絶え間ない自己主張、そして、生は常に深刻で激しいものであり、だから、快楽を見つけたら必ず自分のものにしなければならない、それもごく一瞬のことだ、というものだった。彼には、その瞬間に生きるということは不可能で、常に、次の一瞬を追っていなければならなかったんだ。そう、未来に対する忍耐力のなさだね。この対比に、明確に焦点を当てられたのが、"ババ・オライリー"だと思う。あの歌は、シンプルな生活をたたえた、スピリチュアルな喜びに溢れた歌のはずだった。歌い手が『許してもらう必要はない』のは、何も間違ったことをしてないからさ〔 https://open.spotify.com/track/3qiyyUfYe7CRYLucrPmulD?si=8WjBHHt7TD-W1QHG_6075g 〕。だが、ロジャーが、あのように痛ましく抵抗に満ちた歌い方をした瞬間に、別のものになったんだ。"アイ・キャン・シー・フォー・マイルズ"(67年、9thシングル全英10位/全米9位)なんかもそう、書いた時点では僕にとってはパラノイアを歌った歌だった。『これから起こることが先々まで自分にはわかってしまう、酷いことばかりだ、こんなものは見たくない、見えすぎる自分がつらい』っていうね。だが、ロジャーが歌うと『俺にはこんなにも先までずっと見えるんだぞォーっ』となった。どの歌も、そうやって、必ず別の要素が加わってね。彼が執拗に持ち込む男性的テーマが……いや、むしろ女性的テーマといった方が正しいのかもしれない。要は、自分の女性的側面をどう扱っていいのかわからないという男の悩みがテーマとなったわけだから。今はそういうことはよく話題にも上るし、文章にもなっているけれど、当時はあそこまで何をしても何を言っても書いてもいいという風潮だったにも拘らず、唯一、男が人間としての脆さをすすんで認めるということだけはありえなかったんだ。その部分を追求し、実践するということは論外だった。それが人間の精神的成長の助けになるかもしれないとは考えられず、むしろ人の成長を阻む要素とみなされていたんだ。それは女性だけに許された分野だった。だから、女の方が男よりはるかに高いところまで精神的に成長したんだよ。女性は人間の弱さに触れることを恐れなかったんだ。そして、その少し後に、フェミニスト・ムーヴメントが訪れたとき、彼女達は男性的な力を掌握することも恐れなくなった。『女が力を受け入れることができるなら、我々が弱さを取り込むことだってできるはずだ』と、実際に男達が言い始めたのはずっと後になってからだよ。でも、僕は無意識のうちに、そっちの方向に引っ張られていたんだ」

Pete Townshendと田中宗一郎の「対話」は至極だ。

ここで引用した「やり取り」は、ここ最近ずっと自分が書いてきたことと同様で、「男性の中の女性性」というテーマについてだと思っています。

The Whoにとってか、キッズにとってか、『Tommy』(1969)というのは、ポップ・ミュージック史においては未完ではあったが【『Lifehouse』】に至る道のり(結果として彼らの大傑作『Who's Next』(1971)となる)だった。同様のケースがある、
Radioheadの『OK Computer』(1997)〜『Kid A』(2000)という流れだ。

どちらもそのプロセス自体が素晴らしく、大きな成功、表現の力強さ、しかし、オーディエンスの主体性が実はコミュニティの存続を左右していて、"表現は誰のために?"と"オーディエンスがすべてだ"という2つのアティチュードのせめぎ合い、受け手に視点をフォーカスするとバンドを信じるという疑似宗教性について語るはめになる。

僕が作った『Meeting People Is Easy』(1998)


映画は非常に重苦しいが、Radioheadが『Kid A』(2000)へと至る 最初のきっかけかもしれない。

観て損はない、いや必ず観て欲しい。

僕らはどれだけ間違えようが立ち止まることを知らないのだから🆗🚻🚼🚮🎦

🛃答えろ。どうしてお前はこんなものを書くんだ。
ℹ️さあ。ところでこの映画は
https://www.radiohead.com/library/
にアーカイブされているよ。
とりこ

とりこの感想・評価

3.5
『OK Computer』期のレディオヘッドを追ったドキュメンタリー作品。(表向きでの)栄光とそれに付随する重圧、疲弊、葛藤がバンドを蝕んでいく様が痛々しいほど克明に記録されている。”需要と供給、ファンの聴きたい曲をつくる”と語っていた彼等が次にリリースするアルバムが『Kid A』なの控えめに言って狂ってると思う。

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