せっかくブロンソンを主役に使いながら、全く魅力を引き出せなかった残念な作品。
一番の原因が吹き替え。というか作品全体がイタリア語。
もうこの時点で違和感がすごいのだが、ブロンソンの吹き替えが下手すぎてタイミングもあってないし、声質も違い過ぎる。
今回見たものがたまたま吹き替え版で、英語版というものが存在しているのだろうか?お、Blu-rayには日本語、英語、イタリア語と入っているようだな。
とにかくイタリア語版だけは見ないほうが良いだろう。
それと、撮影当時50歳のブロンソン。物語の後半はバラキも同年代になっているので問題なく見た目は魅力的なブロンソンなのだが、若いころを演じている時のメイクがギャグかと思うほどの白塗りで、しわや肌の老化を誤魔化しているのがマイナス。
ゴッドファーザーの大ヒット後の作品なので、その路線にしたのは分かるし、センセーショナルだった原作ベストセラーをなぞっているのももっともだが、証言の全部ではなく、ある一時期にフォーカスした方が深くなったのではないだろうか。
いつか英語版を見直そう。