実在のマフィア組織の一員、ジョセフ・バラキの獄中での告白をベースにした実話を脚本化した映画だそうです。ゴッドファーザーのようなドラマチックな展開も無く淡々と進みますが、実話って案外こんなものかも。
以下ネタバレ…
最初、いきなり主人公が獄中で襲われたりして何なんだ?と思いますが、本人が組織に入る時からその最後の時までを告白する様が映像化されるにつけ、その理由がわかってきます。
しかし初期の頃のマフィアの抗争がエグい、2ヶ月で35人殺したってシーンがありますがバラキ自身が始末した数だけでこれだとしたらトータルではとんでもない数ですね、ニューヨーク治安悪すぎ。
映画としてはインテリな雰囲気がカッコ良いルチアーノボスとか、暴力的なアナスタジアなど魅力的なキャラクターが結構いるのに実話ベースなので割とあっさり逮捕されたり結構理不尽に暗殺されたりしちゃいます。
ボスの女と出来てしまって始末されてしまうギャップの処刑シーンが男性目線だと痛すぎる。