ジャック・ニコルソンの作品ということでレンタル。
罪を犯した新兵を海軍刑務所まで護送するというロードムービー。
なんともおかしな裸の海兵の写真だし、怪しい映画かと思っていたが、アメリカン・ニューシネマらしいロードムービーだった。
未成年の兵士が、酒や女や他の信仰などを体験していく。この若さで、この軽犯罪で、8年も刑務所に入れられてしまう若者。不平等な権力の判決。護送する下士官の親心。
若きジャック・ニコルソンの口髭は新鮮。相変わらずの目力が魅力。少々悪な海軍下士官のバダスキーは、狡さもだらしなさもあるが、人間味があって優しさのある人物だった。
全編に渡り東海岸の寒さが伝わる。