camuson

太平洋の地獄のcamusonのレビュー・感想・評価

太平洋の地獄(1968年製作の映画)
4.4
太平洋の無人島に漂着した日本兵とアメリカ兵の物語。
他の人間は一切登場せず。
アメリカ映画らしくないです。

最初は敵対していたけど、孤島に二人きりということもあってか、
相手を殺すまでには至らず。
そのうち、なんとなく、いがみ合うのも面倒臭くなり、
一緒に船をつくり島を脱出することに・・・

と文字で書いてしまうと、
いかにもねらったクサい感じがしてしまいますが、
それを感じさせないのは、役者の魅力と、ロケーションの魅力、
見せ方の魅力なのでしょうね。

三船は、基本男前なのだけど、
どこか滑稽さを感じさせるところが絶妙ですね。
コンスタントに笑えます。

エンディングが2バージョンあるのですが、
どちらかというと本編じゃない方が唐突感がなく余韻が残って好きです。
camuson

camuson