千年女優

アクアマンの千年女優のレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.0
海底国アトランティス女王と灯台守との地上人の間に生まれ、海の生物との意思疎通能力を持つアーサー・カリー。七つの国に分かつ海底はおろか地上すら我が物にせんとふる義弟オームの野望をゼベル国王女メラから告げられた彼が、かつての成敗で恨みを買う海賊ブラックマンタの妨害を避けて伝説の矛を探す冒険を描くヒーロー映画です。

『ジャスティス・リーグ』で登場した海のヒーローを描くDCEU第六作で、監督に『ソウ』『インシディアス』『死霊館』らのホラー映画のヒット作を手掛けるジェームズ・ワン、脇を固めるキャストにも多士済々な豪華な面子を迎えてジェイソン・モモア演じるアクアマンをバックアップ。興行収入でシリーズ歴代No.1のヒット作となりました。

快活さに方向転換したはずがまだ元のコンセプトを引きずり、豪快なのか繊細なのかはっきりせず、カリスマになりきれない主人公の物語を大予算を手にした映像職人ワンによるシーン優先の演出で展開します。作品としては歪ですが、流石の映像技術でのアクションは革新的とまではいかずともハイカロリーで、お腹一杯にはさせる一作です。
千年女優

千年女優